SW八戸のリードオーガナイザーやってみた

青森県の太平洋側、岩手県よりの地域に八戸はあります。
方言も柔らかく、降雪量もそれほど多くなく、全国のみなさまがイメージする青森県とは少し違った世界です。

この八戸は、「八」の字が付くだけあって、末広がりで∞大の可能性を秘めた縁起の良い地域でございます。
八百万の神」も謎に八戸の八が使われております。

そんな八戸において、青森県初のStartupWeekend(SW)「SW八戸」が2016/3/11-13に開催されました。

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最終日のパーティー時の写真。みんないい笑顔です。

俺がリードオーガナイザーだ!

どうも皆様、おはこんばんにちは。
StartupWeekend八戸のリードオーガナイザー、赤澤です。
SW参加時はいつも"タカ"のネームプレートを下げています。
もちろん他のオーガナイザー同様、ボランティアでの活動です。

今回、SWJAPANのアドベントカレンダーという企画を受け、8の付く日に八戸の話題を、とブログをしたためております。

記事の内容について。

今回のブログには、SW八戸リードオーガナイザーの経験と、開催の結果(参加者への意識調査結果)の大きく2つについて書こうと思います。
SW八戸開催に関する記事はコチラ。

SW八戸リードオーガナイザーの経験談

SW八戸リードオーガナイザーの経験談を書こうと思います。

キッカケは2つの「いいね!」

SW東京の石原さん(SWJapanのちょっと偉い人)と、八戸学院大学の大谷学長からいいね!をもらったことがキッカケです。

○石原さんからの「いいね!」

SW東京の石原さんへフェイスブックメッセンジャーにて地元へ戻る旨を挨拶したときのことです。
僕「地元にUターンします。」石原さん「地元でSWやっちゃいなよ!」僕「やります!」石原さん「いいね!」

こういう経緯で、僕はSW八戸開催へと動き出したのでした。
この間わずか30秒です。

○大谷学長からの「いいね!」

大谷教授(当時)が教壇に立つ「八戸学院大学起業家養成講座」に通っていたこともあり、Uターンした旨を挨拶に上がったときのことです。
お会いする際に僕はSWに関する説明資料を持って行きました。

僕「御無沙汰しております。東京でこんなイベント団体に所属してました。資料どぞー」大谷学長「いいね!やろう!」

こういう経緯で、SW八戸の開催は決定したのでした。
この間は少し時間がかかりました。約2分です。

http://www.hachinohe-u.ac.jp/
八戸学院大学様はSW八戸のベニュースポンサー・共催者としてご協力いただきました。
ありがとうございました。

こうして、SWTの石原さんと八戸学院大学の大谷学長からいいね!を、もらったことがキッカケで開催に踏み切るのでした。

続いて僕の中のオーガナイザーについて語らせてください。
オーガナイザーこそが、SWプログラムのメインターゲットと言いたい。

○リードオーガナイザーの3ヶ月

さて、SWの参加者向けのプログラムは3日間です。これは起業家を体験するには少し短いものになっています。

これで物足りない人にお勧めするのがリードオーガナイザーです。

何故ならリードオーガナイザーはプログラムと同じ”起業家体験”を、3ヶ月もの間(時にはそれ以上の間)、体験可能だからです。
ただし、参加者向けプログラムとは異なりファシリテーターはいません。扱うものも、本物の人やお金ですので、よりリアル志向なプログラムになっています。

○開催の苦労

僕から見たSWは、参加者がいろんなことを経験し、失敗し、成長するための場です。

ただこれは、参加者だけが体験するものではありません。
僕ら運営側のオーガナイザーもいろいろな経験をし、失敗をし、成長するための場でもあるのです。
SWは、参加者やオーガナイザーたちの成長の場なのです。

○僕が積み重ねた失敗

僕はSW八戸の開催に際したくさんの失敗をしました…。ざっと書き出すとこんな感じです。

* 現地にチームがいないままの一人キックオフ
* やるべきタスクがわからない暗中模索状態
* 参加者一人のプレイベント@赤澤家開催
* 外される二本の梯子
* 開催わずか20日前からの告知開始と果てしない絶望
* 時間の無い中で謎にvol.2開催への集客を始める俺
* 開催中日と実妹の結納とが被るまさかのバッティング!

それぞれ、ブログ記事を一本書けるくらいのものです。本当に濃い3ヶ月間でした。
ちなみに、開催一ヶ月くらい前まではほとんど一人でやっていました。
地方都市の、しかもSWブランド認知がゼロの状態だったこともあり、精神的にキツくなることも多々ありました。

そんな中で東京開催のSWTMSDにて出会い当日駆け付けてくれたマッキーさん、フェイスブックの書き込みをみて当日駆け付けて下さった天田さん、河島さんは本当に本当に有難かった…
現地(三沢市)で出会い運営を手伝ってくれた木滝さんも、本当に感謝しています。
その他、オーガナイザーフェイスブックグループで告知や調整等に手伝ってくれたオーガナイザーの皆様、地元八戸で励ましてくれたカフェ8店長の大輔さん・カナさんにも、話を聞いてくれた皆様、FB上で開催告知をシェアご協力いただた皆様にも、この場をお借りして改めてお礼を言いたいです。

○そして無事に開催!

見学者やオーガナイザー、スポンサーの八戸学院大学様を含めると50名を越す方々が会場へ訪れて下さいました!
SW八戸開催に関する記事はコチラ(再)。

既に記事があるので詳述は避け、今回は記事中に無い失敗の話を。

開催時の失敗は、4万円の赤字を出したことです。
これは、ファシリテーターを東京から呼び宿泊させた費用丸々分です。
黒字化させるには参加費が3,000円/人必要でした。
もっとも、そんなに高かったら参加者は集まらなかったでしょう…。主催者のジレンマです。
交通費は別建てでの計算です。ガソリン代もけっこう使った気がします。
これら赤字分は勉強代として僕が負担をしました。リードオーガナイザーは全ての責任を負います。
こういったファシリテーターを呼ぶコストの点で、地方都市は不利だなと感じました。

そんなこんなで、刺激的な3ヶ月は終わったのでした。

○開催の結果

僕のSW八戸開催への思いとして、SWプログラムを通して一人でもマインドセットしてくれれば、ということがありました。
結果はどうだったのでしょう?
アンケートを聴取してあるため、それをもとにお話したいです。

○参加者の意識調査

以下は開催2週間後くらいに聴取したアンケート結果です。
かなりご満足いただけたことがわかります。

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驚異の初参加者率100%。

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聴取方法:GoogleFormによるアンケート
聴取内容:実際使用のアンケートURL(解答締切)
聴取項目:17項目
施行人数:10名、実名での聴取
聴取結果:かなり満足度の高い3日間だったようです。


アンケート結果に関する詳細。他オーガナイザーへのフィードバック用記事

個別アンケート結果

アドベントカレンダー執筆のために聴取したものです。


今までなかった人との繋がりができた
何か新しいことを自分で始めようとしている人や、新しい活動、ビジネスに敏感にアンテナを張っている人にたくさん出会えました。

自分の可能性を感じることができた
年齢や職歴、役職に関わらず皆同じ条件で0から必死になってスタートさせる企画に参加することで、普段の生活では見えてこない自分の一面が見えてきて、自信につながりました。

会社を見る目が変わった
起業について、漠然としたイメージしかなかったのが、起業のプロセスを体験することで、企業の成り立ちや、どこで利益を生んでいるのかなどを考えるようになりました。
また、これもビジネスになりそうだなと、日常生活で考えるようになりました。

聴取方法:FBメッセンジャーで直接のヒアリング。
聴取内容:「SW八戸への参加を通して御自身の中で変わったことってありますか?」
聴取項目:1項目
施行人数:1名、実名での聴取
聴取結果:参加を通してかなり意識が変わったことが伺えます。

(実は聴取対象者1名が突然の交通事故で聴取出来ず。容態は大丈夫そうですが心配です。)

意識を成長させるのに、SWはお手伝いできたみたいです。良かった良かった。
こういう意見をいただけるとオーガナイザー冥利に尽きます。素直に嬉しいですね。
赤字出してまで開催した甲斐がありました。

○最後に僕がSWに関わり続ける理由を。

僕が初めてSWへ参加したのはSW真鶴20140620-22でした。
それから2年半も経ちます。
当時はここまでオーガナイザーとして何回も関わり続けるとは思いもしませんでした。ましてやリードオーガナイザーまでやるとは。
その理由を書いてみます。

その理由。

恐らくそれまでヤル気なんて出したこともなくただただ生きてきた自分が、SWを通して燃えるような情熱を出すようになったからでしょう。

身を焦がし、脳を焼くような熱気がスタートアップウィークエンドにはあります。
特にリードオーガナイザーの期間は、人生でもっとも苦しくも、もっとも人生で熱く身を燃やすことが出来た3ヶ月間だった気がします。
燃えたい、燃えさかりたい…!

以前の僕はこんな燃える男じゃなかった(´・∀・`)
幸か不幸かSWが僕を変えたのでした。

SWを通して、仕事や、趣味や、ゲーム、ギャンブルでさえも味わえないような高揚感を覚えてしまったのです。

○最後に告知を。

また燃えたくなってきたので今度は東京(SWT)で開催を企画中です。
テーマは国内初開催のAgri(agriculture and IoT)!!
効率的農業ビジネスで地方活性化を目指す思いです。

興味ある人はメッセージ頂戴ね!

こらからもよろしくお願いします!!
オーガナイザーのタカでした!

このブログはStartup Weekend Advent Calendar 2016の8日目に書かれたブログです。
www.adventar.org
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